たけのこの良い点はたくさんあります
リリース時間：
2022-04-20
筍は、我が国では古くから「野菜の珍品」として扱われてきました。筍は味が良く、栄養価も高く、「筍を1回食べたら3日間油をひかなくても良い」と言われるほどです。実際、筍には豊富なタンパク質、アミノ酸、脂肪、糖質、カルシウム、リン、鉄、βカロテン、ビタミンB1、B2、Cが含まれています。生筍100g中には、水分を除いた固形分が9.79g、タンパク質が3.28g、炭水化物が4.47g、食物繊維が0.9g、脂肪が0.13g、カルシウムが22mg、リンが56mg、鉄が0.1mg含まれており、白菜と比べて様々なビタミンやβカロテンの含有量は2倍以上もあります。また、筍のタンパク質は質が高く、人体に必要なリジン、トリプトファン、トレオニン、フェニルアラニン、そしてタンパク質の代謝において重要な役割を果たすグルタミン酸、タンパク質の構造維持に作用するシスチンなどが一定量含まれており、優れた健康増進効果のある野菜です。
漢方では、筍は甘味があり、微寒で無毒とされています。薬効としては、清熱化痰、益気和胃、消渇の治療、利尿、胸やけや胃もたれの解消などの効果があります。特に、江浙地方では虫に食われた筍を薬用に用い、「虫筍」と呼ばれ、効果的な利尿薬として、浮腫、腹水、脚気による足のむくみ、急性腎炎による浮腫、喘息、咳、糖尿病、消渇による煩熱などに用いられます。また、若い竹の葉、竹の皮、竹瀝も薬用として利用されます。筍は低脂肪、低糖質、高食物繊維という特徴があり、筍を食べることで腸の蠕動を促進し、消化を助け、消化不良を解消し、便秘を防ぎ、大腸がんの予防にも効果があります。筍は脂肪とデンプンが少ないため、天然の低脂肪・低カロリー食品であり、肥満者のダイエットにも最適です。養生家は、竹林の多い地域に住む人は長寿で高血圧症が少ないのは、筍を日常的に食べていることと関係があると考えています。
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